台風の目の中の天気は?どういう意味?

台風の目ってどういう意味?

夏~秋にかけて日本にやってくるのが台風です。

暴風や大雨をもたらし、多数の死傷者を出すなどの大きな被害が日本各地に及ぶことがあります。

 

台風がやってくると、天気予報などで台風に関する情報が伝えられます。

 

こうした際に、「台風の目」という表現を聞いたことがあるのではないでしょうか。

この「台風の目」とはいったい何を指しているのでしょうか。

 

台風の目とは、台風の中心部の、雲がない部分を指します。

 

台風全体を天気図で見たときに、中心部分だけには雲がなく、海を表す青色や、陸を表す緑色などになっており、この部分がまるで目であるかのように見えることから、台風の「目」と呼ばれています。

 

 

台風の目が運動会と関係してる?

 

さて、「台風の目」はもちろん自然災害の台風の際にも耳にするのですが、運動会のときに「台風の目」という言葉を聞いたことがないでしょうか。

なんと運動会の競技の1つとして「台風の目」という種目を行っている学校があるのです。

 

運動会の競技「台風の目」とはどんな競技なのでしょうか。

 

「台風の目」では、長い棒を数人で持ち、途中にコーンの置かれたコースを走ります。

コーンのところでは、コーンの周りを全員出回る必要があります。

コーンに近い部分を回る人はラクですが、コーンから一番離れたところを回る人は走る距離が長くて大変です。

この競技では、コーンが台風の中心すなわち「台風の目」となって、子供たちは棒を持って台風の目の周りをまわる風の役割を果たします。

 

実際の台風では、台風の外縁部から台風の内側へと風が吹きこんでいます。

運動会の「台風の目」でも、コーン付近を回る人が力強く棒を回してスピードアップしようとすると、外側の人が遠心力で外側に飛ばされてしまいそうになります。

ここで外側の人が何とかして内側に残ろうとすると、「台風の目」の競技はうまくいきます。

まさしく、実際の台風で外側から内側へと吹きこむ風のようになることが求められているのです。

 

このように、運動会で行われる「台風の目」という競技の中には、実際の台風に通じる特徴があるのです。

運動会で「台風の目」という競技が行われるときには、本物の台風になぞらえながら競技を楽しんでみましょう。

 

 

台風の目の中の天気はどうなってる?

 

では、本物の台風に戻ります。

台風の目の中では、いったいどんな天気になっているのでしょうか。

 

まず、「台風の中心だから猛烈な雨と風が吹き付けている」という考えは誤りです。

台風の目では、天気は快晴で、風もほとんど吹いていないのです。

 

このことは、台風とその付近の雲の画像を見ればわかります。

台風があるところには風が吹き込んでくることから、白い雲が多くみられます。

しかし、台風の目に当たる中心部には、陸を表す緑色や、海を表す青色が見えており、雲がないことがわかります。

では、どうして台風の目では雲がないのでしょうか。

その理由は台風の周りの各方向から風が吹き込んでいることにあります。

台風は低気圧なので、周囲から風が吹き込んできます。

したがって、東西南北各方向から風が台風の目に向かってきます。

その結果、台風の目付近では、各方向から吹き込んできた風が互いにぶつかり、相殺されてしまうのです。

 

ここからわかるように、台風の目ができるためには、ある程度強い風が台風の中心部でぶつかり合うことが必要です。

吹き込んでくる風が中途半端な強さだと、台風以外の要因で吹く風に左右されてしまい、台風の中心に無風地帯が

なくなってしまいます。したがって、台風の目はある程度勢力の強い台風にしか見られません。

 

逆に、台風が近づいてきたときに、目がはっきりしている台風であれば、勢力が強い台風なので特に注意しましょう。

 

こうした強い台風に直撃された時、台風の中心が自分のいる場所を通過するなら、大雨や暴風が吹き荒れていた様子が急に一変し、晴れることがあります。

これが、台風の目に入っている状態です。

大雨や暴風がやみ、いきなり晴れてきたときは、台風が去ったのではなく、単に台風の目に入っただけだと考え、再びやってくる雨風に備えましょう。

 

台風の目に入るのは数分~数十分程度なので、晴れてきたからといって遠くに出かけるのはやめておいたほうが得策です。

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