ゲリラ豪雨を自由研究する時のグラフやまとめ方!考察や図はどうする?

7205079500_1e94da7407_b

 

夏休みの自由研究、何にするのか悩まれているお子さんも多いかもしれません。

せっかく自由研究をするのであれば、実際にだれかのためになりそうなことをしたいという子もいるかもしれません。

 

はたまた「天気」について興味がある、という子も結構と多いみたいですね。

そんな自由研究におすすめな研究課題があります。

 

それは「ゲリラ豪雨」です。

 

近年、ゲリラ豪雨で多くの被害が起きています。

実際に起きている課題に対して自由研究をするというのはとても有意義なことだと思います。

 

ここでは、「ゲリラ豪雨」について自由研究をしていただくために、有用な情報やグラフ、図の作り方、まとめ方、考察などを紹介させていただこうと思います。

 

「ゲリラ豪雨は自由研究のテーマにできる?」

 

まず、自由研究をするにあたって気になるのが、そもそも「ゲリラ豪雨」は自由研究のテーマになるの?ということです。

 

自由研究でゲリラ豪雨をテーマにしている子なんてあまり聞かないかもしれません。

 

しかし自由研究というのは「自由」な研究なのでそもそも何をしてもいいんです。

私の友人は、小学6年生の時、自由研究でカップラーメンの商品ごとのラーメンの伸び率について研究していました。

 

各メーカーのラーメンの麺がどれくらい伸びるのかを比較し、まとめていました。

ちなみにその研究は、独創的だと評価されていました。

 

そういう変わった研究でも自由研究と認められるので、「ゲリラ豪雨」は自由研究にならないなんてことはありません。

むしろ、昨年度などは実際に大きな被害が出ており、また今後も注意が必要なゲリラ豪雨。自由研究をすることで、実際にゲリラ豪雨から身を守る術など、役立つことも学べます。

 

少なくともラーメンの麺の伸び率と比べれば、かなり社会に役立つのではないかと思います。

ということで、臆することなく、「ゲリラ豪雨」について自由研究をしてみてください。

 

「そもそもゲリラ豪雨って?」

 

まず、自由研究のテーマをゲリラ豪雨にするのであれば、大切なことは「それは何か」を知ることです。

ゲリラ豪雨とは何かを明らかにしましょう。

 

「ゲリラ豪雨」という言い方は、気象庁が認めている正式な名称ではありません。

ですが一般定期には、よく使われている言葉で、「予測しにくい、局地的な集中豪雨の俗称」のことです。

 

また、この「ゲリラ豪雨」と名付けられた要因以下の3つです。

 

  • 予測が困難である。
  • 積乱雲の発生が原因となる。
  • 局地的な豪雨が起きる。

 

そしてこの「ゲリラ豪雨」の名称は2008年の局地的豪雨被害で、「ゲリラ豪雨」として大きく報道され流行語大賞となりました。

 

また2008年度では降雨の予測ができた局地的な豪雨についても、予想以上の大雨が降った(予惻できないほどの大雨ということから)場合などもゲリラ豪雨と呼ばれ、厳密なここからここまでが「ゲリラ豪雨」という線引きはないようです。

 

しかし自由研究をするためには、何かしら「ゲリラ豪雨」を定義しなくてはいけません。

こういったものですと定義することで、データが集めやすくなります。

 

ということで、これから自由研究をするにあたって、ゲリラ豪雨をひとまず定義したいと思います。

 

  • ゲリラ豪雨は気象庁から認められていない名称で、局地的な集中豪雨のことで、気象庁ではこういった豪雨のことを「局所地的大雨」や「集中豪雨」と呼んでいる。

ここでは「局地的大雨」や「集中豪雨」をゲリラ豪雨として定義する。

 

ひとまずこのように定義をしてみました。

 

「ゲリラ豪雨を自由研究するときのデータの集め方」

 

 ゲリラ豪雨を自由研究するときのデータとして、どのようなデータを集めるのが理想的でしょうか。

 考えられるものをピックアップしてみます。

 

  • ゲリラ豪雨の発生率を広範囲に収集

ゲリラ豪雨の発生率のデータを集める場合、どの範囲まで拾うかによって自由研究の内容も変わってきます。

ゲリラ豪雨という言葉ができた1996年頃から現在までのデータを集めた場合、データから何が見えてくるでしょうか。詳細は次の項目でお伝えします。

 

  • ゲリラ豪雨の発生率を月別に収集

近年のゲリラ豪雨の発生率を月別に収集した場合は何がわかるでしょうか。

何月にゲリラ豪雨が多いかがわかれば、対策や気をつけることなども見えてきてまとめやすくなります。

 

  • ゲリラ豪雨の発生場所を収集

近年のゲリラ豪雨の発生場所をデータ化してみましょう。

ゲリラ豪雨の原因は積乱雲と言われています。

 

積乱雲の発生しやすい場所や環境はあるのでしょうか?

ゲリラ豪雨の発生場所を収集すれば何か見えてくるかもしれません。

 

「ゲリラ豪雨を自由研究するときのグラフや図はどうすればいい?」

 

先ほど収集したデータや、ゲリラ豪雨の発生の仕組みをわかりやすく説明するためには、グラフや図にすることです。

自由研究の考察をする際、グラフや図があればとても説明しやすく説得力がありますよね。

 

ではどのようにグラフ化、図化すればいいのでしょうか。

 

先ほどのデータの集め方で書いた例をあげて紹介してみたいと思います。

  • ゲリラ豪雨の発生率を広範囲に収集  

の場合、すでに気象庁が『アメダスで見た短時間強雨発生回数の長期変化について』という内容で1975年から2014年までのデータをまとめています。

 

出典:気象庁ホームページ (http://www.jma.go.jp/jma/kishou/info/heavyraintrend.html
「[アメダス]1時間降水量50ミリ以上の年間観測回数」

 

このグラフを見ると緩やかに増加傾向にあるのがわかりますよね。

原因としては何が考えられるでしょうか?これについては次の考察の項で触れたいと思います。

 

このグラフを参考に自分でグラフを作ってみるのもいいかもしれません。

 

  • ゲリラ豪雨の発生率を月別に収集

続いて、月別収集の場合ですが、気象庁から過去のデータを参照すること

ができます。自分の住んでいる地域はどうだったか調べてみるのもいいでしょう。

過去データ検索ページ(http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/

 

気象庁が月別での集中豪雨をグラフ化したものがあったので参考までに載せてみます。

出典:気象庁「気象業務はいま 2015」より

(http://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/yohkens/18/chapter2.pdf)

 

このグラフでは、青い部分が台風や熱帯低気圧を原因とする集中豪雨で赤い部分がそれ以外というふうに分けられています。

 

このグラフからも明らかですが、7月から9月まで集中豪雨が集中しているのがわかります。

また台風や熱帯低気圧を原因としない、いわゆるゲリラ豪雨の場合、7月が圧倒的に多いこともわかりますよね。

 

ここからも様々な考察ができるかと思います。

 

  • ゲリラ豪雨の発生率を地域別に収集

また、地域別にデータを収集した場合は、下の表が参考になると思います。

 

これは2009年までの統計ですが過去データから記録を拾い、2015年までのものを作っても面白いと思います。

 

出典:気象庁「気象業務はいま 2015」より

(http://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/yohkens/18/chapter2.pdf)

 

また、グラフの他にゲリラ豪雨の発生する仕組みを図にしておくとわかりやすいと思います。

ということで、私も実際に図を作ってみました。

 

v

 

図を見ていただくとわかるように、陸にある暖かい空気と海からの冷たい空気がぶつかり、上昇気流が積乱雲を作り豪雨を降らせます。

それがゲリラ豪雨です。実際に図を作成してみると、その仕組みがよくわかるので考察にも役立ちそうですね。

 

「ゲリラ豪雨を自由研究する時の考察やまとめ方を解説!」

 

さて、最後にゲリラ豪雨についての考察やまとめですが、何のデータを集めるかによって考察の仕方やまとめかたは変わってくると思います。

集めたデータを元にそれぞれどのような考察ができるかを考えてみました。

 

  • ゲリラ豪雨の発生率を広範囲に収集

ゲリラ豪雨の発生率を広範囲に収集した場合、実際に収集してみると、過去から近年まででゲリラ豪雨の発生率が上がっていることに気づくと思います。

考察するとすればこの原因についてではないでしょうか。

ゲリラ豪雨の発生率増加の原因と考えられるものを二つ紹介してみます。

 

  • 地球温暖化の影響 

気象庁はまだ調査中とのことで確実な原因とは断言していませんが、温暖化を原因とするという説は多数でています。

 

  • ヒートアイランド現象の影響

ヒートアイランド現象もゲリラ豪雨の原因とされているものの一つです。

都会はその他の地域に比べて、エアコンや車の排気、ビルの壁面からの反射、樹木が少ないことなどから空気が温まりやすく、先ほどの図にあったように、温まった空気が海からの空気とぶつかり上昇気流が発生し積乱雲ができやすいと考えられます。

 

この二つの要因を軸に考察し、広範囲にデータを収集したことを生かし、ゲリラ豪雨の原因となっている温暖化やヒートアイランド現象への社会的取り組みの必要性を訴えてまとめる、ということもできると思います。

 

ちなみに世界的にもゲリラ豪雨というのは増えているため、日本だけにとどまらず、世界の問題として捉えた上で、できることを考えてみてもいいと思います。

 

  • ゲリラ豪雨の発生率を月別に収集

続いて、ゲリラ豪雨の発生率を月別にデータを収集した場合は、広範囲にデータを収集した場合と考察ポイントが変わってきます。

データを見ると、1年の中でゲリラ豪雨が多発しているのは7、8、9月という夏場がほとんどです。

 

ここからゲリラ豪雨に注意したいのは特に夏場ということがわかります。

 

夏にゲリラ豪雨が起こるのは、先ほど説明したように陸の空気が温まり、上昇気流となって積乱雲が発生するからなのですが、夏場はヒートアイランド現象の影響だけでなく、海からの風が山にぶつかり、上昇気流になることで積乱雲が発生し、ゲリラ豪

雨が発生しやすくなります。

 

実際に、数年前ゲリラ豪雨が原因で川の水位が急上昇し、川遊びをしていた子供が亡くなるという悲しい事故がありました。

夏だからこそ、気をつけたいポイントやその対策についてまとめてみてはいかがでしょうか。

 

ちなみに、ゲリラ豪雨のくる前は空に積乱雲が広がり、急に暗くなります。

そうなったらすぐに、川や湖、池などから離れ、安全なところへ避難しましょう。

 

ゲリラ豪雨の発生率を地域別に収集

続いて、ゲリラ豪雨の発生率を地域別に収集した場合についての考察ですが、データやグラフを見ると地域によってゲリラ豪雨の発生率がかなり違うのがわかると思います。

 

特に西日本、瀬戸内海側や四国に多いです。また、そういった地域は片側が海に面し、片側が山になっている地形であることもわかります。

 

その理由は、海からの空気が山にぶつかり、そのまま上昇気流になりやすいからです。また、グラフを見ると都心部でも多いことがわかるかと思いますが、これもヒートアイランド現象と、もう一つの要因として高層ビル群が山と同じ働きをして上昇気流

を発生させやすくしているのではないかと考えられています。

 

こういったこと原因を自分なりに考察し、ゲリラ豪雨の発生しやすい地域に夏場行く場合や、住んでいる場合の対策などを最後にまとめるといいのではないでしょうか。

また実際にゲリラ豪雨が来た場合の避難方法なども調べておくといいでしょう。

 

ちなみに、ゲリラ豪雨が浸水の危険のある地域に発生した場合の対策をまとめてみました。

 

・車で避難せずに(激しい雨でブレーキが効かない恐れもあるため)家の二階や、近くのマンションの高層部などに避難する。

・雨が降り出していると遠くの避難所まで行くのも危険なため、あらかじめゲリラ豪雨が来た時に避難できる場所を想定しておく。

・土砂崩れの可能性があるとされている地域に住んでいる場合は早い段階で避難所へ避難しておく。避難する際は近隣の人に声をかけておく。

・情報は待つのではなく、自分からアプリケーションなどを利用して早めに得るようにする。

 

などです。最後にこういった対策を加えてまとめると、自分にも読む人にとっても役立つ自由研究になると思います。

 

以上、ゲリラ豪雨、自由研究のまとめ方でした。

 

実際にゲリラ豪雨について知り、役立つ情報をみんなに伝えてくださいね!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る